対象別記事紹介
12月28日のメルマガ記事「ぼやきすごろくを使った<質問の力>の授業」の深堀記事です。
メルマガでは、以下のようにご紹介しました。
養護教諭のK先生(コミュニティ会員)から、授業の実践事例が届きました。
授業タイトルは「すごい 質問の力」です。
以前、無料コンサルの中で 「こんな授業を考えています」ということでご提案されていたのものが 実現しました!
とのことで、その行動力に感服しました。
許可を得て、ご紹介します。
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本校では、学級で授業で活用できるようにと公費で5セット購入しました。 これとは別に、私費で1セット購入しています。
(1)事前に先生たちにぼやきすごろくで遊んでもらう
まずは、担任の先生方に、ぼやきすごろくの面白さを体験してもらうために 現職教育で、ぼやきすごろくを体験してもらいました。
保健室での子どもたちのかかわりについて、PPTで説明したあと、 先生方を5グループに分けていざ、ゲーム開始!
始めると同時に、ワイワイと盛り上がり、賑やかな雰囲気になり、こちらが説明しなくても、進んでいました。
「ぼやきって何だろう?」と、若い先生には少しピンと来なかった様子でしたが、周囲の先生がフォローし説明していました。
ポンポンと進んでいくグループ、「ああー」と深くうなずきながら進むグループなど様々で、
悩み相談会のようになっているグループも。「時間があっという間で楽しかった」「対等に話ができた」「コロナで飲み会がなくなったけど、飲み会のノリで効果あり!」 といった感想でした。 短い時間でしたが、すごろくの可能性や物を介して話すと話しやすくなることを体感してもらえたと思います。
職員室に戻った後も「どんなことぼやいたの?」と、グループを越えた会話もあり。 和やかな雰囲気で会話が弾んでいたように見えました。
(2)授業でぼやきすごろくを使う
中学2年生で実施。養護教諭と担任のTTで実施。 授業は、「すごい 質問の力」という題で行いました。
脳の仕組みと質問の話を少しした後、ぼやきすごろく30分です。
「楽しんで、たくさんの質問浴びてほしい」と思い、ぼやきのテーマは決めず自由。 ただし学校内の誰かのことを悪く言うのは、なしとしました。
あくまでも楽しんでほしかったので。 「眠い」「暑い」「帰りたい」「お腹空いた」「ぼやきがない」「勉強めんどう」など ワイワイ、ゲラゲラ
「これめっちゃ好き」と、教えあったり、お互いのぼやきを確認したりと、とても楽しそうでした。
「で?」「は?」という辛口な質問に大笑いがおきていました。
はじめは少し表情が硬かったグループも、だんだん笑いが起き進んでいきました。
前半説明をしているときは、眠そうだった生徒も、すごろくが終わる頃には目がしっかりと開いていました。
自分の中でたくさん考えたのだなと感じました。 時間があったグループは、ドリームすごろくもしてもらいました。
一度だけでなく、すごろくを何度も使い、色んなテーマで質問を浴びてほしいなあと思いました。
今回はそのきっかけとなればと思っています。
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K先生、実践報告ありがとうございました。自己開示をすると、お互いの距離が近くなりますね!
K先生は、コミュニティの中で、すごろくの開発にかかわってくださった方。
開発チームの中でも、ひときわそのアイディアが素晴らしく ご自身のお子さんと検証されたり
開発モデルをつかって実際に保健室で生徒さんにつかってもらって 質問の配置やデザインにもいろいろ提案をしてくださいました。
この授業をきっかけに、ドリームすごろくやほめほめすごろくも 学級で使っていただくように提案されたそうです。
(学級の中で目標を立てたいときや席替えのタイミングなどで)
この他にも、ご自身が購入されたぼやきすごろくを保健室前に掲示し
(拡大コピー等をすることは、著作権違反となるので、購入したすごろくをそのまま掲示されました)
生徒さんたちが自由にすごろくができるように独自ルーレットも、作成されたそうです。
以上が、がメルマガで紹介した内容です。
いったいどんな授業をされたのだろう? 掲示物、見てみたいというお声もたくさんいただいております。
以下、ステム会員様は、ログインして 授業の詳細と実際の掲示物の写真、
サイコロの代わりに作成したルーレットについて詳細を見ることができます。